こんにちは!
「ドクターワイオオの家庭教育お助け隊」隊長のドクターワイオオです。
愛知県半田市で「雙葉進学教室」の塾長を務めております。
1学期も終わりに近づくと、多くの保護者の方から
「最初の頃のやる気がすっかり消えて、全然勉強しなくなった」
「基礎問題はできても、少しひねった応用問題になるとすぐに諦めてしまう」
というお悩みが寄せられます。
私はこれまで40年間、数学教育の専門家(教育学修士)として、
大阪、沖縄、愛知、そしてロンドン、ニューヨーク、上海などの海外校でも
数多くの受験生を指導してきました。
その中で、
「基礎はできるのに、応用力(思考力)の壁にぶつかって成績が上がらない」
と伸び悩む子を何人も見てきました。
そして、その壁を乗り越えて自ら学び出す子には、
ある共通した「家庭での習慣」があります。
今回は、精神論ではなく、
夏休みに子どものやる気を引き出し、
自ら学ぶ勉強習慣へと変えていくための具体的なアプローチをお伝えします。
Contents
1. なぜ夏休みに中学生の「やる気」が失速するのか?
子どもが「勉強しない」のには、実は脳のメカニズムと心理的な原因があります。
決して、お子さんの根性がないからではありません。
原因①:「わからない」という脳の拒絶反応
夏休みの宿題や問題集が進むにつれて、
徐々に「応用問題(思考力を問う問題)」が増えてきます。
脳は「解き方がすぐに思いつかない問題」に直面したとき、
強いストレスを感じます。
このとき「自分には無理だ」と感じると、
脳はエネルギー消費を抑えるために、
やる気をシャットダウンしてしまうのです。
原因②:「何をどれだけやればいいか」の迷子
「夏休み中にこの問題集を終わらせる」
という大きすぎる目標だけだと、終わりが見えず、
今日何をすべきかが分からなくなります。
ゴールが遠すぎると、
人間のモチベーションは維持できないようにできています。
2. 思考力(応用力)の壁を越えるために、家庭でできる2つのアプローチ
偏差値60以上の壁を越えるために必要な「思考力」は、
塾の授業だけで身につくものではありません。
一番大切なのは、
「家庭学習で、わからない問題にどう向き合っているか」
です。
指導歴40年の経験から、ご家庭で実践していただきたい
「思考力を育てる習慣」を2つ紹介します。
① 「考える時間」を5分に限定する
応用問題が苦手な子は、問題を見て30秒ほどで
「わかんない!」
とペンを止めてしまいがちです。
逆に、真面目な子が1問に30分も悩み続けるのも、
効率が落ちてやる気をなくす原因になります。
- 家庭でのルール: 「応用問題は、5分間だけ全力で手を動かして考えてみよう。図を描く、分かっている数字を書き出す。それでも解けなければ、解説を読んでOK」というルールを作ってください。「5分だけ」と終わりを決めることで、脳が集中しやすくなります。
② ノートに「試行錯誤の跡」を残す習慣
数学や理科の思考力を伸ばす最大のコツは、
答えを導くプロセスを端折らないことです。
- 家庭でのルール: 計算の途中式や、グラフ・図の書き込みを、ノートに大きくきれいに書かせましょう。ミスを防ぐだけでなく、自分が「どこまで分かって、どこから詰まったのか」を視覚化することが、思考力を鍛える一歩になります。
3. 自ら学ぶ子に変わる!「やる気」を育てる親の賢い声かけ
子どもが応用問題の壁にぶつかっているとき、
親のちょっとした一言が、子どものやる気を爆発させることもあれば、
完全にへし折ってしまうこともあります。
× 避けるべきダメな声かけ 「なんでこんな簡単な問題も解けないの?」 「やる気がないなら、もう勉強なんてやめなさい!」
これらは子どものプライドを傷つけ、
「どうせ自分はダメなんだ」と家庭学習への意欲を失わせる原因になります。
〇 やる気を引き出すプロの声かけフレーズ 「答えは違っていたけど、この途中まで考えた図(式)、すごく惜しいところまでいけてるじゃない!」 「難しい問題に挑戦してるんだね。解けなくても、5分間じっくり考えられたことが素晴らしいよ」
プロの視点からお伝えしたいのは、
「結果(○か×か)」ではなく、
「プロセス(考えようとした姿勢)」
を100%肯定してあげること
です。
中学生は、親から「自分の思考のプロセス」を認められると、
自己肯定感が上がり、「次もやってみよう」
という自立した勉強習慣へと繋がっていきます。
4. まとめ:夏休みの壁は、親子で成長する最大のチャンス
夏休みに子どもが勉強しない、応用問題から逃げるというのは、
多くの中学生の家庭で起きているごく自然なことです。
悩まれている親御さんは、決して自分を責める必要はありません。
大切なのは、ガミガミと叱って強制的にやらせるのではなく、
「5分だけ考える仕組み」を作り、挑戦したプロセスを褒めてあげること
です。
国内外の40年の指導現場で、
この家庭での関わり方に変えた途端、
目の色を変えて自ら机に向かうようになった中学生を私はたくさん見てきました。
もし、
「家での声かけがどうしても上手くいかない…」
「我が子のレベルに合わせた思考力の鍛え方を知りたい」
とお悩みの愛知県半田市近郊の方は、
ぜひ一度「雙葉進学教室」のホームページをご覧いただくか、
お気軽にご相談ください。
この夏休みの壁を一緒に乗り越え、
秋以降の大きな飛躍へと繋げていきましょう!
大岩裕之(おおいわ ひろゆき) 雙葉進学教室 塾長。数学教育学修士・専修免許状取得。ロンドン・ニューヨーク・上海など6都市での指導を経て、2015年より半田市にて開校。指導歴40年・数学・理科専門。