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「中学生男子のスマホ依存を防ぐ7つの解決法」シリーズ その5

お悩み一覧

⑤発達特性に合わせた学習環境の工夫

―「やる気がない」じゃない、「合っていない」だけ ―

「注意がそれて集中が続かない」
「決まった時間に勉強するのが苦手」
「周囲の音や光に敏感でイライラしている」

そんなお子さんに、「もっとしっかりしなさい」と声をかけたくなること、ありませんか?
けれど、それは本人の意志の問題ではなく、“環境”が合っていないだけかもしれません。


🧠 発達特性とスマホ依存の関係

ADHDやASDなどの特性がある子どもたちは、

  • 報酬をすぐ得られるもの(ゲーム・動画)への依存が強くなりやすい
  • 刺激に敏感で、学習環境にストレスを感じやすい

その結果、「スマホの世界」の方が安心・快適に感じてしまうのです。


🛠️ 特性に合った環境調整の5つの工夫

① 音や光の刺激を減らす

学習スペースは静かな部屋、間接照明、BGMなし。視覚・聴覚の負担を軽減すると、自然と集中しやすくなります。

② 短時間×反復で集中を維持

「10分勉強→5分休憩」を繰り返すスタイルが効果的。集中力が続かないタイプには、短い区切りが大きな助けになります。

③ 学習タイマーで切り替えサポート

キッチンタイマーや砂時計など、視覚で時間を認識できるツールが便利です。始めやすく、やめやすくなることで、ストレスも軽減。

④ スケジュールの見える化

「今日やることリスト」や「終わったらチェック」を使って、予定と進捗を視覚的に管理。安心感と達成感が得られます。

⑤ 「できた!」を記録して自信UP

努力や成果をノートに書き留める、親子で振り返るなど、小さな成功体験を積み重ねて、自己肯定感を育てましょう。


📝 まとめ

学びにくさやスマホ依存の背景には、「その子に合わない環境」が潜んでいることがあります。
無理にやらせるよりも、少しの調整で「できるかも」「集中できた!」という感覚を増やしていくことが大切です。

次回は【⑥ スマホを“思考から外す”習慣づくり】をご紹介します!