①ゲーム時間に明確な枠を設ける
― スマホ依存から抜け出す第一歩 ―
「やめなさい」と言っても、ゲームをやめられない。
「あと5分」と言いながら、結局1時間…。
そんな男子中学生の姿に、保護者の方が疲弊してしまうことも少なくありません。
特に男子は、競争や達成感を得やすいゲームに強く惹かれる傾向があります。脳の「報酬系」が刺激されやすく、夢中になればなるほど、現実の学習や生活の優先順位が下がってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?
🔑 ポイントは「時間の見える化」と「一緒に決めること」
まず大切なのは、「親が一方的に禁止」するのではなく、子どもと一緒にルールを作ることです。
たとえば——
- 平日は1日30分、休日は1時間まで
- 宿題を終えたらプレイOK
- 夜9時以降はスマホをリビングに戻す
など、具体的な時間と条件を一緒に話し合い、「自分で決めたルール」として守らせることがポイントです。
📱 スマホのスクリーンタイム機能を活用!
最近のスマホには、使用時間を制限できる機能が標準でついています。
設定するだけで、ゲームアプリが一定時間を超えると自動でロックされるため、「時間の線引き」が視覚的に明確になります。
Android・iPhoneどちらにも対応していますので、ぜひ活用を。
👪 家族でルールを共有することで効果倍増
「親もSNSや動画を〇時以降見ない」といった家族全体でのデジタルルールを設けると、子どもも納得しやすくなります。
“自分だけが制限されている”という反発を防ぐ効果もあります。
📝 まとめ
男子中学生のスマホ依存において、ゲームとの適切な距離感はとても重要です。
その第一歩は、「使用時間の明確な枠を作ること」。ルールは押しつけではなく、親子で相談して決めることで、納得感と自制心を育てることができます。
次回は【② 先延ばし癖を見える化して対処する】についてお届けします!

